ドーン。
というわけで、4月8日に無事九巻発売しました~。
http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892824-3/
今までに比べると、ちょっと薄めでしょうか。
一巻の頃に比べると、私もいらないシーンを切り捨てる能力が上がってきたように思います。
切り捨てすぎて「ちょっとページ少なすぎるかな」となるレベル。この調整を初稿でバッチリキメられるようになれば、もう少し執筆速度も上がるのではないかしら。
小説の進捗がヤヴァイので本当はブログ更新なんてしている暇ないはずなんですが、まあほら、息抜き。
大事じゃないですか。息抜き。
近況と言っても、あまり語るような事はありませんね……。
4月10日発売の電撃文庫マガジンに、アニメ化に関してアレコレとか書いてるので、そちらを見ていただけると嬉しい。
なんなら「面白かったよ」ってお葉書とか送ってくれると、特に何も起こらないけど私が喜びます。
で、アニメ放送と同月に、狙ったように新刊が発売してなんだかいい感じの気分なわけですが、
その九巻について、個人的な見どころをね、ちょっとね、語ろうかなと。
思ったんですけど、どこに触れてもネタバレになるので、例のごとく挿絵とか口絵とかについて語りますね!
そういえば皆さんお気づきでしょうか
今まで「奇数巻にのみ傭兵が登場する」という法則が続いていたんですが、
今回の上下巻は「アニメ化と同時に平積みされる新刊だし、できれゼロと傭兵の両方が表紙にいると嬉しい」とお願いした結果、要望を通していただけました。
やっぱり二人がそろってるのを見ると嬉しい!
あと口絵のね! リーリがね! 神父とね!
なんだこの口絵本当にかわいいな! かわいすぎるな!
扉絵食べちゃうヒースもかわいいな!
このヒース、ラフの時点だとしずまさんの名前の部分をかじってたんですが、
データ部分は定型からくずせないらしく、無地の部分を食べてる感じになったようです。
あ、まだ買ってない?
読んでない?
とりあえず買ってきて、最初のカラーページだけでも見ていただきたいですね!
例のごとく!!
八巻では「こんなにえっちで大丈夫!?」とそわそわしましたが、
九巻はほのぼのと……微笑ましい……ハートフルな……ラブコメ……で……す……!
あ、そうそう。
寒い地域のお話を書いているので、冬のうちに寒さを体験しておこうと、
雪国に飛んできました。
運悪く気温が上がってしまってマイナス六度程度だったんですが、
それでも十分寒かったよ。
雪山に上って吹雪に襲われ、本来やら山の頂上から素晴らしい景色が見えるはずが、
三百六十度真っ白で何も見えないアッハッハって感じの事もやってきました。
木の間に入ると風がさえぎられて楽なんですね。
噂では聞いていたけど全然違った。いい経験でした。
折角なのでスキーもすてきました。へたくそだけど。
最初の一滑りは、滑り方を完全に忘れていたので減速できず、
「死ぬ死ぬ死ぬボーゲンしてるけどスピード落ちないヤバい無理死ぬ助けて」ってなってました。
ずっと滑りながら「重心は前に重心は前に重心は前にビビルと転ぶビビルと転ぶ大丈夫止まれる大丈夫」って独り言をつぶやいていたので、周りのお客さんはかなり怖かったんじゃないかなと。
それで懲りずにもう一度リフトで上り、
周りのみんながどんな滑り方をしてるか観察したら、
「そうだった! 斜めに滑ると減速するんだった! まっすぐ滑ったらいかんのだった!」と思い出せました。
そこからはちょっとずつこころ穏やかに滑れるようになった。
ちなみに初心者コースの話です。
あー怖かった。なんで小さいこってあんなすさまじいスピードでかっとんでいけるんでしょうね?
恐怖心バグってるよ……
滑ってたらまた吹雪いてきて顔面が死ぬほど寒かったので、
二時間くらいで切り上げて帰ってきました。
「帰りがけにスキーして飛行機のって帰ってきたの!?」と驚かれましたが、
私も帰宅してみて「あんなことすべきじゃなかった」とずっと後悔していた。
死ぬほど疲れた。
そもそも雪中行軍で股関節痛めてたのに、なんで私はスキーをしてしまったのか。
まあスキーに股関節使わないからだいじょうぶだったんだけど。
全身くたくたの二泊三日でした。いやあ大変な雪だった。
漁師が撃ってきた鹿肉のステーキとかも食べました。
ワイルドな味わいでうまいうまい。
鹿の首がその辺に転がってるわ、子犬が鹿の足加えて走り回ってるわ、
なかなかカオスな空間でしたがいい経験だったと思います。
電撃文庫マガジンの方にも書きましたが、近々何度目かのイタリアに行ってきます。
じっくり滞在したことのなかったローマを中心に、
またペルージャとかの古い町を見て回ろうかなと。
面白い事がありましたら、旅行記めいたものを書きたいですね。
そんなわけで、九巻発売中でございます。
みんな~買ってね~。