2019年12月31日火曜日

2019年も終わるしふりかえりでも

セルフサイン会ぶりにブログを書く。
昨今の流行を考えると、ブログよりnoteとかに投稿するのがよいような気もするけれど……。

まあ古のオタク的にはやっぱり個人サイトが落ち着くし安心なんだなぁ。
2019年、いろんなことがありましたね。
令和元年になったりね。
で令和元年になったときに「今年の抱負」で「黎明期の三巻とSFを出す」って言ってるのね私ね。

出せてねぇ。

「今年あと二冊しかださないなんてサボりすぎだなぁ」とか言ってるけど、まるっきり出せてねぇ。
つまり今年は黎明期の二巻とサキュバスアイドルが出せたということか……。

去年から取り組んでいたソシャゲのクロス×ロゴスが公開されたりもしました。
意外とこれが私のタスクをかなり圧迫してましたね。常に締め切りがあったし。
あくまで作家のつもりでいるので「小説を書かないと編集部に干されちゃう」って言いながらサキュバスアイドル書いたりしてました。
でも本当はもう一冊くらい出せる気でいたんです。
でも入院した関係でどうも隙間時間に小説を書くのが難しく……

っていうか今年は結構体調を崩しました。
あと厄だからかな?
年齢的な関係で体調を崩しやすくなる年なんだと思います。
来年には安定したい。

仕事以外のところでは、同人活動をちょっと真面目に頑張りました。
朗読劇書いたり人外×少女小説書いたり怪談本作ったり。
つるむと削れる性質の人間なので「基本的には自分一人の力でどうにかできる範囲でやる」というおもいで始めた同人活動ですので、朗読劇本以外は驚くほど一人で作りました。
ずっと「表紙イラストもないんじゃ難しいかなぁ」と思ってたんですけど、ちまたにあふれる学術書とか、別にイラストが存在しない本はいくらでもある事にふと気づき、そっちの方向で作り始めてはや一年。
写真加工と箔押しでそこそこ見栄えする表紙ができたんじゃないかなと思うのがC97の『拾秒怪談』。
ここが一つの区切りかなという感じがありました。

箔押しさえしなければねーこの本の印刷代半額に抑えられたんだけどねー。
でも箔押ししたくなっちゃうんだよねーどうしてもねー。
作品を発表したいわけじゃなくて、作品内容に合わせた紙と装丁を組み合わせた物質を作りたい畑の同人活動でした。

部数は「お前はそれでも商業作家か」と失笑されるようなお粗末なものですけども。
大手サークルにはなれなかったよ……。
でもなにかの奇跡で壁サークルを経験できたので、そこでもまた一つの区切りかなと想えたので同人活動はしばしお休みです。

でも『異類奸淫譚2』でちょっと引き作っちゃったので、物語に始末をつけるという意味も込めて冬コミか来年の夏には総集編みたいなのを出そうかな。
これも別に物質同人誌で出さなくていいかなという気はするんですけど、でも今まで買ってくれた人の事を想うとちゃんと形になっていた方がよいような……。
同人活動って考えることが多いなぁ。

赤字を出さないようにーとか考えだすと、無駄に考えすぎる性分が悪い方に働きそうだったので、同人活動そのものが向いていないのかもしれない。
父がガンと転移性の脳腫瘍で倒れたのも理由の一つですね。
今は安定していて、奇跡みたいな回復を見せてくれましたが、はたして今後一年でどういう形になっていくかまるで見当がつきません。

私にとって同人活動は九割の人々と同じく「金のかかる趣味」という位置づけです。
社交的な意味で参加する価値があるとは思えども……。
今回も父の容態が悪ければ冬コミの参加は諦めてたと思います。
合同誌『フェチリンピック』に参加したときに「発注方法とか全然知らないな……自分一人でも同人誌が作れるようになりたいなぁ」と思ったことがきっかけでしたが、印刷所も二つ使ってみたしあるていど「作れるようになった」と言えると思うので、得るものがある同人活動でした。

ファンの皆さんとも交流できたし。差し入れ毎回嬉しかったなー。
あとカッコイイ名刺がつくれました。
これも同人活動のたまもの。

あとそうそう、ガンガンオンラインさんで漫画原作の賞をいただいたりもしました。
でもこれも形になるかは完全に未知数です。
漫画原作をやってみたいと常々思ってきましたが、「漫画」と一口にいってもジャンルは様々ですし。
私の中で「漫画映えしそうだな」って案はいくつかあれども、それが「商業的に売れる目があるかどうか」と聞かれると私にはわからない。
面白いかどうかでいえば「私は面白いと思います」という程度。
「よくある売れそうなやつ」だと何番煎じだよ感が出てきますし。
「今までにないもの」にはエビデンスは示せないんですよね。
今の時代、小説より漫画の方が挑戦的な作品作りやすいかなぁと思ったんですが、全然そんなことはないのかもしれない。

とにかく来年は同人活動を控えつつ、今年出すつもりだったのに出せなかった黎明期の三巻とSFをどうにか出せるように頑張ってみようと思います。
サキュバスアイドルの続刊はでるのだろうか?
人外ばっかり集まる宿屋店主の奮闘記とかも書きたいな……。
それではみなさん、よいおとしを~

2019年5月14日火曜日

「全国」でやるって言っちゃったから沖縄でセルフサイン会でも

やあみんな。
虎走かけるだよ。
そう、またなんだ。
今度は沖縄でね。セルフサイン会をやることにしたって話さ。

●場所
沖縄

●日時
6月23日
16:30~18:30

●参加資格
『魔法使い黎明期』の紙書籍を持ってくること
電子書籍用の特典掌編、コミケで配り切っちゃったんで、
新しいの書きます。
あと沖縄会場用の特典掌編も書きます
コミケで出した同人誌も一応持ってくんで、
500円握りしめてきてくれたら売るよ。
『沖縄じゃ紙媒体かえないよ!!』って人もいるかもなので(たぶんアニメイトにもすでに置いてない)、五冊くらいは虎走が黎明期の現物もってきますので定価で買ってくれ。その金で私はその日の晩飯を食う。よろしくたのまあ。

●くわしい会場
ROASTED GREEN TEA APARTMENT
ローステッドグリーンティーアパートメント
https://roastedgreentea.jp/rental-space

ドンキの近くにある大川ビルの3階?
みたいな?エレベーターあるのかな……ないかな……
脚が不自由な人はツイッターで事前に連絡入れてくれれば
虎走が下まで降りてってサインします。


以下詳細
https://event.spacemarket.com/events/dsxbbqne3jo_5m6d?utm_campaign=event-dsxbbqne3jo_5m6d&utm_source=web&utm_medium=share

なんかチケット発券みたいなボタンありますけど、
特に押さなくてもふらっと来てくれれば参加できます。
本だけ持ってきてね。


2019年3月17日日曜日

元号も変わるし今後の抱負でも

目を閉じて開けたら2019年も3月の半ばに来ていた。
時間経過がバグっているとしかおもえない。
みなさん虎走かけるです。

いやー新年早々というほどではないけれど、
病は突然にふってわくものですね。
でもって「違和感レベルだけど大事をとって病院に行こう!」って優良患者ムーブしたところで、結局重症化して別の病院のお世話になったりもするものですね。
なんだったんだ最初の手術なんのための手術だったんだ。
炎症起こしてるから局所麻酔のききが悪くて術後膝が笑うくらい痛かっただけに「なんのためだったんだ……」という疑問がぬぐい切れぬ。
恨み言を言い出せばきりはない。
歯医者の時と言いどうも医者の引きがよろしくない。

ともかく「最初に病院に行こうかな」と思ったときのレベルまで病状は落ち着いてきました。
平熱35.5度の私が38度まで上がって震えた夜はもう来ない。
来ないでほしいもう二度と。
おかげさまで仕事の進捗にどえらい遅れがでたので、どうにか取り戻さなければならない。

「無理すれば詰め込めるかな……」と思ったお仕事を、
大事をとってお断り申し上げておいてよかった。
引き受けておいて結局できないみたいなことになるところだった。
フリーランスはキャパシティーの6割から8割程度の仕事を引き受けるべきとはよくいったものです。
年を取ればとるほどに無理はきかなくなるのです。

いよいよ専業作家二年目に突入したわけですけども、
はたしてこのままどれくらい作家として生きていられるのやら……。
まあ五年前もそんな風に思っていたので、この先五年もそんな感じで生きていけるのかもしれませんが……。

今でさえ。
今でさえ「あ、私は今の時流に乗れないんだ」と感じる瞬間があります。
最初からあきらめずに挑戦してみればいいんですけど、
「それがどうしようもなく好き」で「そうするのが当然」と思っている人たちの作るものに、果たして私が「流行だから」と乗っかって、その流行にきちんと乗れるのかどうか。
まあやってみなけりゃわからんのですけどね。
そもそも私異世界転生も異世界転移もゲームも超好きだし、「うひょーいいなー私もこういうの書きたいなー」って思ったりもするわけですが、もちもちと企画をこねてみると「違うこれじゃない」というものになる。
こねているうちに「私の好きなもの」というより「受けをねらったもの」というか「きをてらいすぎたもの」になってしまっている気がして、コーヒーすすりながら「あーあむいてねーな作家業」と不貞腐れる感じになる。

そんなのが五年後、若者に向けたコンテンツを本当に作ってゆけるのかどうなのか。
児童書も書きたいずっと思っている。
ホラー書きたいってずっと言ってる。
あれもかきたいこれもかきたい。
書きたいものはたくさんある。

例えば企画が通らなくなって作品を公開するのが難しくなったとして、まあそれでも私は書く事だけはやめないだろうなと思うので、ウェブで公開したりどこかの賞に応募したりすることになるのかもしれません。
ゲームのシナリオをやらせてもらったりしてなんとか生活していけるのかも。
高齢バイトで食いつなぐことになるのかも。

抱負というより、ほの暗い未来展望という感じになってきましたね。
「今年の」という短いスパンで考える抱負なら、とりあえず「SFを出す」かなと思ってます。
もちろん黎明期の三巻もね!
あれ? そうすると年三冊出すことになるのか……?
4カ月スパン。
ゼロの書を連載していた時と同じスパン……。
ゼロの書の時はなんか死ぬほど時間に追われていた記憶があるんだけど、
専業になったからでしょうか?
「今年あと二冊しか出さないなんてサボりすぎだなぁ」という気分がしてくる。

抱負っていうより野望になりますけど「もう一回アニメ化する」とかですかね。
一ミリも制作にかかわらずに視聴者と一緒に放送日を待つんだ。
キャストの発表すらホームページで知るんだ。
そんな原作者に私はなりたい。
野望でも「一千万部売れる作品を書く」とか言えないのがつらいとこ。

それでは次は黎明期あたりのあとがきでお会いしましょう。
夏コミのほうが先かもしれんがなぁ!!